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かつどうきろく帳

てさぐりなブログ。

おわらせたくないから、まだ送らない

ちょうど10年程前に出会ったももちゃんとは、特別親しいわけではないんだけど、二人の間に一瞬本当に電流が通った気がする仲だ。あの瞬間、たぶんお互い瞳孔が完全に開いてたんだと、今でも思う。こっちに引っ越す前から、ほとんど連絡もしてなかったけど、年に1度くらい思い出したようにメールを送ったり、送られたりしてる。

 

そんなももちゃんから、例の通りメールが来て、おぉそうか月日が経つのはあっという間だなと感じる。近況に、いま恋してます!って書いてあるけど、前回もそんなことが書いてあったから、進展ないんだろうかなーと老婆心が動きそうにもなる。

 

年に1〜2度のメールには、すぐに返信するのがもったいなくて、ちょっと間を空けてしまうのが私の癖。だから、実は親友へのメールの返信も一週間たって未だにしていない。送ってしまったら一年が終わってしまうような気がするし、こういったやりとりは花火やまつりのようなものだから、もったいをつけてしまうんだ。

 

返信には必ず近況を一言添える。いまの私の近況を、と思っても目新しいこともなく、報告すべきこともない。陶器の表面を、1丁目から5丁目まで歩いては戻り、歩いては戻りしている毎日は、滑らかで匂いがなくて穏やかすぎて、感覚が鈍ってしまいそう。思えば、ももちゃんたちと詩の話をしていたときは、互いの繊細な事柄に触っていたんだな。わたしたち混沌からふと顔をあげたような生命なのだから、そういう繊細なことをもっとかなしみたいのだけど。

 

何書こう、何送ろう。そればっかり繰り返してて、まっさらな私が部屋にぽつんといる。