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かつどうきろく帳

てさぐりなブログ。

町はずれのおおきなうつわ

 祝日を利用して父が遊びにきていたので、昨日は仕事非番の日にした。

 自分はこちらに来てもう数年も経つのに、いまだ不案内で、これ!というような名所に連れていってあげることができないまま帰してしまった。父はなんだかんだと難しいことを言いながらも、満足したようだったけれど。父滞在中はずっと曇り空のお天気で、最後の日は冷たい雨。せめてお天気でも良ければ景色もよく見えたろうにな。

 新幹線に乗りこむところまで見送ったあと、その足でカラオケ店へ行った。歌うのか?いえいえ、笛鳴らすんだい!だってしばらく練習してなかったからね。

 カラオケ店で練習するのはこれが2度目。行くと結構お金がかかるので、2ヶ月に1度以下かなーと思う。あまりお金がかからない練習室は、いつ見ても空きがない。朝から晩までずーっと予約で埋まってる。いったい、平日の昼間にみんな何の練習してるんだろうな。

 カラオケ店で受付をしたときに、楽器練習したい旨伝えると、「あ、演奏家の方ですか?」と聞かれた。いや、そんな大それた身分ではありませんよ。その辺に転がってる石みたいなもんです。「楽器は何を?」縦笛です!プラスチックです!きゃ〜言ってしまったわ。「それなら全然構いませんよ〜」

 受付の男性が言うには、楽器の練習をしに来店する人は多いのだそう。「ぼくが一番びっくりしたのは、金属のでっかい楽器もって来る人ですね。一番角の部屋にお通ししてます」とか言って、迷惑には思っていないみたいだった。ちょっとほっとした気分。お兄さんも優しい方でよかった。

 にしても、いったいチューバみたいな楽器を個人所有してる人って何やってる人なんだろうなぁ。そんなの持てるぐらいなら、自宅に防音室があっても良さそう。いいなぁ、防音室。自分で作れないだろうか。

 3時間ほどのんびりとコーヒーを飲みながら、気が済むまで練習をした。高音を出せるなんて、本当に貴重な時間だ。高音が苦手なのに、なぜだか高い音が必要なパートをやることが多い。音をはずすと、みんなが噴き出してしまうから、いつも申し訳ないと思う。先日、一緒にレッスンを受けている女性に、高音をうまく出すにはどうしたらいいか相談してみた。彼女のアドバイスによると、やっぱり親指で作る隙間が甘いみたいで、第一関節をきゅっと締めてやるとうまく出るようになった。でもこの方法だと、速いテンポのときに指が回らない気がする。どうしたらいいんだろうなー。

 お店を出ると、雨があがってすっきりと晴れていた。あなぐらから這い出てきたモグラみたいな気分の帰り道だった。